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『第二次世界大戦 影の主役』ポール・ケネディ、および映画〈風立ちぬ〉のモデル堀越二郎の『零戦の遺産』についての雑感 [近刊予告]

先日、三沢の航空博物館へ行ってきた。ちょうど特別展で、映画『山本五十六』に使われた零戦21型と、十和田湖から引きあげられた一式高等練習機が展示されていた。映画『風立ち』の影響もあってか、書店にも零戦本は多い。まだ読んでいなかった『零戦の遺産』堀越二郎を買って、ぱらぱらと読んだが、不思議にもポール・ケネディとおなじ意見が述べられていた。「むしろ中堅以下の平均は、世界のなかでも高い点数をもらえるような働きをしたのではなかったか」――ポール・ケネディのEngineers if Victoryは、まさにその中間層の働きを遺憾なく描いている。堀越は、イギリスが戦闘機の生産を数機種に絞ったことを指摘し、日本が試作機種を増やし、資源を分散したことは大きな過ちだったとしている。日本の陸軍と海軍がてんでんばらばらに作戦を行ない、その両者を統帥する機構がなかったことは、ケネディも指摘している。、また、零戦の改造の速度が遅かったことを欧米はたびたび指摘しているが、これも「重点配分政策」が確立していなかったためだと、堀越はいう。今回、Engineers of Victoryを訳し、『零戦の遺産』を読んで、彼我それぞれの視点による物事の表と裏が見えてくるとともに、科学的思考がいかに大切であるかをあらためて考えた。本書については、書きたいことがいっぱいある。そのうち、すこしずつ書いていくつもりだ。






第二次世界大戦 影の主役―勝利を実現した革新者たち

第二次世界大戦 影の主役―勝利を実現した革新者たち

  • 作者: ポール・ケネディ
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2013/08/24
  • メディア: 単行本



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『孤高のSAS戦士』クリス・ライアン(ソフトバンク文庫) [近刊予告]

考えてみれば、イラク戦争からもう10年近い月日が流れている。クリス・ライアンのこの作品は、それより前の1998年、セルビアでの戦争犯罪人捜索にはじまり、現在までの月日を描いている。白眉はガザ地区とイスラエルでの孤高のSAS戦士の活躍だ。おりしもガザ地区では戦火が燃え上がろうとしている。クリス・ライアンの作品のなかでも、非情で凄絶なストーリーだ。版元が変わったので、お見逃しなく!




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『キラー・エリート 極秘諜報部隊ISA』マイクル・スミス [近刊予告]

 実態が明らかにされることのすくなかった米軍の極秘諜報部隊ISA(情報支援隊)――通称アクティヴィティ――の歴史と活動を克明に描いている。これを読むと、ああ、こんなところでもアクティヴィティが活躍していたのか、ということがわかる。情報機関にとっては、組織名を知られることすらがマイナスになる。そんななかで、これだけ連綿と生き延びて活躍してきたことに驚かされる。
 発端は1979年の米大使館人質救出作戦だった。この作戦の失敗が、CIAに頼らない独自の諜報組織が軍には必要であるという教訓になった。この人質事件については、マーク・ボウデンの『ホメイニ師の賓客』にくわしいが、その他さまざまな特殊部隊関係の本にも、ちらちらとアクティヴィティが顔を出しているのが、本書を一読してわかった。
 有名な『ブラックホーク・ダウン』の際にデルタ・フォースをジェリー・ボイキン大佐が指揮していたことが、ボウデンの著書でも映画でもなぜか伏せられているが、本書にはそれもちらりと書いてある。おなじボウデンの『パブロを殺せ』(映画化が予定されている)には、ボイキン大佐がコロンビア入りしたことが書かれているのだから、『ブラックホーク・ダウン』で伏せられているのには、なにか理由があるのだろう。アンディ・マクナブのSAS物の背景もよくわかる。ともあれ、『キラー・エリート』を読むと、さまざまな類書の伏せられたカードが見えてくるのである。集英社文庫から11月刊行予定。




ブラックホーク・ダウン〈上〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)

ブラックホーク・ダウン〈上〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: マーク ボウデン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫



ブラックホーク・ダウン〈下〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)

ブラックホーク・ダウン〈下〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: マーク ボウデン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫



パブロを殺せ―史上最悪の麻薬王VSコロンビア、アメリカ特殊部隊

パブロを殺せ―史上最悪の麻薬王VSコロンビア、アメリカ特殊部隊

  • 作者: マーク ボウデン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本



ホメイニ師の賓客〈上〉―イラン米大使館占拠事件と果てなき相克

ホメイニ師の賓客〈上〉―イラン米大使館占拠事件と果てなき相克

  • 作者: マーク ボウデン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本



ホメイニ師の賓客〈下〉―イラン米大使館占拠事件と果てなき相克

ホメイニ師の賓客〈下〉―イラン米大使館占拠事件と果てなき相克

  • 作者: マーク ボウデン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本



デルタ・フォース極秘任務―創設メンバーが語る非公式部隊の全貌

デルタ・フォース極秘任務―創設メンバーが語る非公式部隊の全貌

  • 作者: エリック・L. ヘイニ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本



SAS戦闘員―最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

SAS戦闘員―最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: アンディ マクナブ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 文庫



SAS戦闘員―最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)

SAS戦闘員―最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: アンディ マクナブ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 文庫



ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録 (ハヤカワ文庫NF)

ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: アンディ マクナブ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 文庫



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『グリーン革命』トーマス・フリードマン [近刊予告]

 本書を読んだオバマ大統領は、「21世紀を制するのは、グリーンテクノロジーとグリーン・エネルギーで主導権を握った国である」と述べている。金融危機でさまざまな問題が起きているいま、「フラット化」以降の雇用と繁栄は、まさにグリーン「新産業から生まれる」のである。この100年に1度の大変動を乗り切るのに、この本にちりばめられている叡智を借りない手はない。全米ではすでに100万部を突破、ベストセラーをさらに記録している。漢字の読めない首相も、たまには漫画ではなく、こういう本を読んだらどうだろうか? この分野の日本の高い技術は、世界的な競争力を持っているのだから、そこに着目してのばす手立てを考えるのが政治家のつとめだ。次元の低い足のひっぱりあいをしている場合ではない。オバマ大統領のつめの垢でも煎じて飲むとよい。

グリーン革命(上)

グリーン革命(上)




グリーン革命(下)

グリーン革命(下)

  • 作者: トーマス・フリードマン
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本



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トーマス・フリードマン『グリーン革命』 [近刊予告]

 温暖化、フラット化、人口過密化する世界で、人類はどう生き抜いてゆけばよいのか? 著者は、環境問題やエネルギー問題は格好のビジネスチャンスであると説く。これはアメリカに向けての書だが、そういった問題で先進的な技術を有する日本は、政策のとりようによっては優位な立場をものにできるはずだ。オバマ政権はグリーン・ニューディールと一般に呼ばれる政策を重視し、中国もその方向へ舵を切りつつある。日本はこの好機を逃してはならないだろう。そういう意味でも、ふんだんに叡智が盛り込まれた本書は、絶好のタイミングで刊行されるといえる。(3月24日発売予定)

グリーン革命(上)

グリーン革命(上)




グリーン革命(下)

グリーン革命(下)

  • 作者: トーマス・フリードマン
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本



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God Machine ヘリコプターの歴史 [近刊予告]

 ヘリコプターは、飛行機(固定翼機)と比べると、実用化されるまでにものすごく長い歳月がかかっている。アイデアはあったのだが、技術的難点を克服するのが、なかなかたいへんだったのだ。ほんとうに使えるヘリコプターができたのは、なんと第二次世界大戦後のことなのである。
 この本は、ヘリコプターの歴史だけではなく、ヘリコプターという機械の文明や技術や社会とのつながりを通じ、さまざまな事柄を物語っている。われわれはヘリコプターというと、すぐにヴェトナム戦争を描いた戦争映画の場面を思い浮かべる。『地獄の黙示録』はその典型だろう。ヴェトナム戦争で危地からの脱出にヘリコプターが重要な役割を果たしたことはいなめない。固定翼機が着陸できない場所でも離着陸ができるヘリコプターは、救難にも多用されている。そのあたりのエピソードも、本書には詳しい。『ブラックホーク・ダウン』では、逆に、運用をあやまった場合のヘリコプターの弱みが、米軍が甚大な被害をこうむる一因となった。
 ところで、そんな難しいマシーンであるヘリコプターが、こんなに安価に(むろん玩具だが)手にはいるとは、現代のテクノロジーはなんともすばらしいものだ。



The God Machine: From Boomerangs to Black Hawks: The Story of the Helicopter

The God Machine: From Boomerangs to Black Hawks: The Story of the Helicopter




ブラックホーク・ダウン〈上〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)

ブラックホーク・ダウン〈上〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: マーク ボウデン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫



ブラックホーク・ダウン〈下〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)

ブラックホーク・ダウン〈下〉―アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録 (ハヤカワ文庫NF)

  • 作者: マーク ボウデン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫






ハニービー シルバー

ハニービー シルバー

  • 出版社/メーカー: シー・シー・ピー
  • メディア: おもちゃ&ホビー



ハニービー アパッチ AH64

ハニービー アパッチ AH64

  • 出版社/メーカー: シー・シー・ピー
  • メディア: おもちゃ&ホビー



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『反撃のレスキュー・ミッション』(仮題)クリス・ライアン [近刊予告]

 クリス・ライアンのSAS物は、いよいよ迫力を増している。今回は、ある任務がもとで酔いどれのホームレスになってしまった元SAS隊員が、立ち直りのために命懸けの任務に挑む。SIS(秘密情報部)の命を受け、ヒズボラに誘拐された女性TVレポーターのいどころを突き止めなければならない。が、ヒズボラは英軍がイラクから撤退しないと、レポーターの首を斬ってインターネットで世界に流すと脅迫しており、しかもその刻限が迫っていた……。
 クリス・ライアンは、イギリステレビドラマ「S.A.S.英国特殊部隊」(Ultimate Force)の原案にも関わっているようで、クレジットされている。このシリーズは、DVD化されているし、ケーブル・テレビでも放映されている。一時間のドラマなので、さしたるスケールではないが、迫力のある戦闘場面が見られる。


Strike Back

Strike Back




S.A.S.英国特殊部隊 ファーストシーズンコンプリートBOX

S.A.S.英国特殊部隊 ファーストシーズンコンプリートBOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



S.A.S.英国特殊部隊 セカンドシーズンコンプリートBOX

S.A.S.英国特殊部隊 セカンドシーズンコンプリートBOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



S.A.S.英国特殊部隊サードシーズンコンプリートBOX

S.A.S.英国特殊部隊サードシーズンコンプリートBOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



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ヤング・ボンド#2 Blood Fever [近刊予告]

 ヤングアダルト物というのは、あんがいむずかしいジャンルなのだが、このシリーズは、007が好きな世代にもじゅうぶんに楽しめる。イアン・フレミング財団のお墨付きだけに、フレミングの007シリーズを彷彿させる場面があちこちに出てくる。
 イートン校の生徒の若きジェイムズ・ボンドは、学外学習旅行でサルデーニャ島に行き、そこで奇人ウゴ・カルフェニクス伯爵の野望に巻き込まれる……。サルデーニャの山の民の野性的な女の子、ダリを思わせるシュールレアリストの芸術家、海のない国であるハンガリー出身の海賊など、脇役にもことかかない。第1作SIlverfinよりもスケールの大きい冒険が、まだ文明のおよんでいないサルデーニャの山中でくりひろげられる。刊行日時は未定。

Blood Fever: A James Bond Adventure (Young Bond)

Blood Fever: A James Bond Adventure (Young Bond)





Silverfin: A James Bond Adventure (Young Bond)

Silverfin: A James Bond Adventure (Young Bond)

  • 作者: Charlie Higson
  • 出版社/メーカー: Miramax
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: ペーパーバック



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『フラット化する世界のマネジメント』 [近刊予告]

フラット化する世界」はすっかり流行語になって、新聞記事でもみかけるようになったが、この本は、グローバリゼーションの時代に、フラット化した世界で、国際企業がいかに生き抜くかという知恵をさずけてくれる。ふたりの著者は、こうしたビジネス界に通じており、数々のリサーチ、インタビュー、ケーススタディによって、具体的な手ほどきをしてくれる。さまざまな国のひとびとを通じて、さまざまな国でビジネスを行なっている企業の関係者は必読だ。
 現代の企業は、従来ののような、水平の結びつきのない縦割りのピラミッド型構造ではやっていけないということが、よくわかる。また、ハイテクの時代にあっても人間関係が重要であることも、本書は強調している。
 東洋経済新報社より、9月刊行予定。

How to Manage in a Flat World: Get Connected to Your Team--Wherever They Are (Financial Times)

How to Manage in a Flat World: Get Connected to Your Team--Wherever They Are (Financial Times)




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