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米軍司令部推薦図書に!『中国軍を駆逐せよ!』 [本・読書]

もちろん原書の話だが、この本が米軍司令部の推薦図書になった。著者ふたりはベテランの軍事アナリストだから、当然といえば当然なのだが、それにくわえて、登場人物がとても生き生きと描かれていて、訳していても楽しめた。エンターテインメントとしても上出来。以下の「プレジデント」の記事を参照されたし。
http://president.jp/articles/-/19921?page=2

中国軍を駆逐せよ!  ゴースト・フリート出撃す(上) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す(上) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 作者: P.W.シンガー
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2016/01/21
  • メディア: 文庫



中国軍を駆逐せよ!  ゴースト・フリート出撃す(下) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

中国軍を駆逐せよ! ゴースト・フリート出撃す(下) (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 作者: P.W.シンガー
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2016/01/21
  • メディア: 文庫



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『戦地の図書館』マニング [本・読書]

第二次世界大戦中、アメリカはGIたちに本をあたえた。この活動と「兵隊文庫」と、戦後の帰還兵へのさまざまなインセンティブが、アメリカに繁栄をもたらした。膨大な数のペイパーバックは、日本にもひろまって、それがミステリなどの翻訳の世界をひろげたともいえるから、われわれもおおいに恩恵を被ったことになる。
戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊)

戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊)

  • 作者: モリー・グプティル・マニング
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2016/05/30
  • メディア: 単行本



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『銃』小林宏明著 [本・読書]

最近、ありがたいことに原文でもsemi-automatic pistolとなっていることが多いので、「セミ・オートマティック・ピストル」と正確に表記しても抵抗がなくなってきた。以前は「自動拳銃」が幅をきかせていたのだが、「自動小銃」というコトバからもわかるように、「自動」とは引き金を引きっぱなしにしていれば、弾丸が連射される仕組みのことである。ちなみに英陸軍では結構最近まで、半自動小銃が制式装備として使われていた。ところでこの本には、リヴォルヴァーについても、シングル・アクションからダブル・アクションに変わっていったいきさつなども詳しく書かれている。ざっと読むだけでも、妙な誤訳はしなくてすむだろう。

歴群図解マスター 銃

歴群図解マスター 銃

  • 作者: 小林 宏明
  • 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: 単行本



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『アメリカを歌で知る』ウェルズ恵子 [本・読書]

まだ読みはじめたばかりだが、正確で広範な知識をもとに書かれているので、安心して読める。たとえばbluesは「ブルース」ではなく「ブルーズ」が正しいが、そのように表記されているのはうれしい。ウッディ・ガスリーやその他のことについて、『怒りの葡萄』にも言及があるが、この時代の弱者への理解なくして、アメリカの音楽は理解できないし、弱者とアメリカの音楽への理解なくして、『怒りの葡萄』のような作品は理解できないのである。さらにいうなら、この時代の社会のありようは、現代にも似ている。富の集中が大恐慌をもたらした流れは、『アメリカ人民の歴史』レオ・ヒューバーマン著にも、克明に描かれている。これはもう格差というような生易しいものではないのだ。
アメリカを歌で知る (祥伝社新書)

アメリカを歌で知る (祥伝社新書)

  • 作者: ウェルズ恵子
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2016/03/01
  • メディア: 新書



アメリカ人民の歴史 上 (岩波新書)

アメリカ人民の歴史 上 (岩波新書)

  • 作者: レオ・ヒューバマン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1991/09
  • メディア: 新書



アメリカ人民の歴史 下 (岩波新書)

アメリカ人民の歴史 下 (岩波新書)

  • 作者: レオ・ヒューバマン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1984/05
  • メディア: 新書



誰がアメリカンドリームを奪ったのか?(上) 資本主義が生んだ格差大国

誰がアメリカンドリームを奪ったのか?(上) 資本主義が生んだ格差大国

  • 作者: ヘドリック・スミス
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2015/01/20
  • メディア: 単行本



誰がアメリカンドリームを奪ったのか?(下) 貧困層へ転落する中間層

誰がアメリカンドリームを奪ったのか?(下) 貧困層へ転落する中間層

  • 作者: ヘドリック・スミス
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2015/01/20
  • メディア: 単行本



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『刑事道』鳴海章 [本・読書]

この浅草機動捜査隊シリーズは、おもなキャラクターが入れ替わるところが面白い。今回は北からやってきた刑事が、執念で捜査をつづける。テーマは特殊詐欺で、これも興味深い。どういう仕組みなのか、どういうつながりで犯罪に引き込まれてゆくのか……実態を小説という形で知りたかったからだ。解説の吉野仁さんが、のっけから「文句なしにシリーズ最高傑作」と評しているのもうなずける。犯罪者の視点がないと、推理小説はつまらなくなるのだが、それをきちんと押さえている。とにかくあっという間に読みました。

刑事道 浅草機動捜査隊 (実業之日本社文庫)

刑事道 浅草機動捜査隊 (実業之日本社文庫)

  • 作者: 鳴海 章
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2016/01/30
  • メディア: 文庫



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『霧隠才蔵』『真田三代』火坂雅志 [本・読書]

このひとが亡くなったのは、ほんとうに残念だった。和服を着ている、というのもとても気に入っていた。それに、こういう忍術モノでも、登場人物の身の回りの描写がしゃれているのだ。このシリーズは3作出ているが、これがいちばんおもしろく、先へ先へと読みたくなる。『真田三代』はもっと重厚だが、やはり楽しく読める。つながりがあるのが、また楽しい。まだ未読の作品があるので、ゆっくりと読んでいこう。
霧隠才蔵 (ノン・ポシェット)

霧隠才蔵 (ノン・ポシェット)

  • 作者: 火坂 雅志
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 1997/01
  • メディア: 文庫



霧隠才蔵―血闘 根来忍び衆 (ノン・ポシェット)

霧隠才蔵―血闘 根来忍び衆 (ノン・ポシェット)

  • 作者: 火坂 雅志
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 新書



霧隠才蔵―紅の真田幸村陣 (ノン・ポシェット)

霧隠才蔵―紅の真田幸村陣 (ノン・ポシェット)

  • 作者: 火坂 雅志
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 1997/07
  • メディア: 文庫



真田三代 上 (文春文庫)

真田三代 上 (文春文庫)

  • 作者: 火坂 雅志
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/11/07
  • メディア: 文庫



真田三代 下 (文春文庫)

真田三代 下 (文春文庫)

  • 作者: 火坂 雅志
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/11/07
  • メディア: 文庫



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『賊軍の昭和史』半藤一利・保坂正康 [本・読書]

安部首相は遊説で、自分は官軍ではなく、祖先が岩手出身だから賊軍だといったらしい(『岩手日報』に載ったそうです)。どう解釈するかはともかく、官軍・賊軍という意識があることはたしかだ。「賊軍」というが、錦の御旗はなにももとからあったわけではなく、桂小五郎の愛妾幾松が調達したのを長州に送って縫わせた真っ赤な偽物だった。だいいち、だれも天皇を倒そうとしたわけではなく、ときの将軍も勤皇派なのだから、「錦の御旗」も「賊軍」も薩長のプロパガンダにすぎなかった。そしてこの長州の「賊軍」差別は連綿とつづき、やがては日本を滅ぼしそうになった。その昭和の戦争を「賊軍」が終わらせた。将軍に従って静岡へ行った旗本の子孫として、これにはおおいに共感するし、そういう意識はずと頭の奥にあった。「薩長史観」に隠された歴史の真実が、ここで明らかにされる。たいへん興味深い本で、一気に読んだ。

賊軍の昭和史

賊軍の昭和史

  • 作者: 半藤 一利
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2015/08/06
  • メディア: 単行本



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『世界史の極意』佐藤優 [本・読書]

この人はどうもあくが強い人間と見られて、損をしているが、根本的な考え方はまともなのだ。この本は、世界史を駆け足で解きほぐしているのだが、ウェストファリア条約によって定着した欧州の体制、アラブ・イスラムなどについて、端的にとらえている。そして、アナロジー(類比)によって現代の出来事を考えるセンスが必要であるとする。一気読みしてドッグイヤだらけになってしまったが、ここを起点にさらに深く学ぶことをお勧めする。そのための参考書も挙げてある。

世界史の極意 (NHK出版新書 451)

世界史の極意 (NHK出版新書 451)

  • 作者: 佐藤 優
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2015/01/08
  • メディア: 新書



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『アメリカン・スナイパー』クリス・カイル [本・読書]

悲運のスナイパー(軍では「狙撃手」ではなく「狙撃兵」が正確だろう)、クリス・カイルの回顧録。用語の使い方がすこぶるしろうとっぽいが、まずまず大過ない仕上がりになっている。
ただ、重箱の隅ではなく、重箱そのものの思想に問題がある訳語もある。
☆頻出する「司令官」は原文はCO(commanding officer)だと思われるが、「司令官」は海軍では艦隊以上の部隊の指揮官に対する呼称であり、指揮系統からしても、この本の主人公が接触することはありえない。司令官に満たない「司令」という呼称もある。戦闘単位から考えて、「小隊長」や「中隊長」と訳さなければならない。「上司である士官」という表現も、「上官」がふつうだろう。
☆ballistic goggleを「弾道」ゴーグルとするのはいかにも変で、あえて訳すなら、「対衝撃」「防眼」といったところだろう。逆に「マシンガン」は「機関銃」とすることが多いはずだ。
☆民間警備会社のcontractorは、立場をはっきりさせるなら、「要員」ではなく「契約社員」「雇われ警備員」ぐらいか。
☆TOCのcommandを「司令部」とするのもおかしい。軍隊では司令部と称することができるのは、師団以上で、連隊までは「本部」になるし、ここで語られているのは情報。幕僚機能を持つ「作戦本部」のことだろう。
☆「ラマディの悪魔」――アル・シャイタン・ラマディは、アラビア語の「sh」が「太陽文字」なので、「アッシャイターン」が正しい、「t」のあとに「アリフ」があるので、長音になる。「ラマディ」も正確には「ラマーディー」だが、これはまあしかたないだろう。
☆BUD/Sは――Basic Underwater Demoliton/SEAL――「水中爆破/SEAL基礎練成訓練」。
☆「艦内審理」は、指揮官の権限で軽罪に裁定を下すことなので、原語のCaptain's mastを生かし、「艦長審判」とすべきだろう。「軍法」の範囲内(Article15)であるのにnonjudicial punishmentにどうして「司法外懲罰」という訳語をあてるのかも、理解できない。nonjudicialは軍法会議等の「裁判を経ない」という意味でしかない。これはふつう「懲戒」と訳される。
☆「檄を飛ばす」はよくあるまちがい。
☆「最高時速」。船舶では「最大速力」という。潮流などがあるため、実速度になりえないからだ。このあとで「ノット」が使われているのだから、「時速」はことさら奇妙だ。指摘するときりがない……さして目新しい情報があるわけではないが、読みごたえのある本だ。

アメリカン・スナイパー (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

アメリカン・スナイパー (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 作者: クリス・カイル
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2015/02/20
  • メディア: 文庫



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『アメリカ最強の特殊戦部隊が「国家の敵」を倒すまで』マーク・オーウェン [本・読書]

この邦題はなんでしょうね? 副題にすればよいのでは。もうひとついただけないのは、地の文の一人称が「おれ」であることだ。ノンフィクションはハードボイルドとはちがうのだから、「私」(漢字)にして、会話で「おれ」を使えばいい。それに、特殊部隊のなかでもっとも精鋭であるDEVGRUの隊員が、ハイスクールのフットボールチームのメンバーみたいなしゃべりかたをするのも奇妙だ。特殊部隊員は、体力だけではなく、知力も高いことが知られている。あと、AC-130ガンシップになぜかローターがあるなど(ヘリコプターの略称はH、これ常識)、疎漏はあるが、文章はまあまあ読みやすい。」
アメリカ最強の特殊戦闘部隊が「国家の敵」を倒すまで NO EASY DAY

アメリカ最強の特殊戦闘部隊が「国家の敵」を倒すまで NO EASY DAY

  • 作者: マーク・オーウェン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/11/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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